こんにちは、シロクマです。
[char no="5" char="シロクマ"]神韻芸術団が日本公演を行うようで、宣伝を見かけた方もいらっしゃると思います。[/char]
神韻(Shen Yun) 芸術団は毎年日本でも公演を行っており、今年2018年も東京など主要都市で公演が行われるようです。
私は2016年に実際に観に行ったのですが、その時に不安だったのが、あまり実際の感想や口コミが多くなかったこと、それと法輪功や宗教に関しては大丈夫なのかどうか(行って無理矢理に勧誘されはしないか)、といった点でした。
また、服装は正装して行った方がいいのかなども迷ったのを覚えています。
そんなことから、今回は神韻芸術団の日本公演の実際の感想や口コミについて、そして公演と法輪功や宗教との関係、また服装のアドバイスやチケットの値段・おススメの席について書いてみたいと思います。
神韻2018が開催、日本公演の実際の感想と口コミは?
神韻芸術団を知ったのは、結構前のことでした。
当時、妻がネットでたまたま神韻芸術団の動画を見つけて以来、いつか実際に観に行ってみたいと思っていました。
それはこちらの動画だったのですが、私も見てみると、確かに中国の伝統的な古典舞踏にアクロバティックな体の使い方や軸がしっかりした踊りなどが披露されていて、興味が沸いたところがありました。
またこの動画では、メンバーの練習風景の様子や、それぞれの踊りや体の使い方に関する意味など、解説を見ながら「なるほど」と感じるところが色々あり、それで神韻の公演に興味を持った、といった流れでした。
体の動きの細部まで気を配ったところ、凄いですね。
で、2016年に実際に公演を観に行けることになり、夫婦そろって観に行ってみました。
ネットで口コミを探してみたのですが、残念ながらほとんどありませんでした。
今でも、実際に行った人の感想の記事はわずかながらあるものの、口コミらしい口コミは見当たらないようです。
そのため、あくまで私と妻の主観的なところですが、正直なところを書いていますので、これから見に行かれる方の参考になれば幸いです。
ダンスは素晴らしい
公演を観た率直な感想は、「ダンスは素晴らしかった」ということです。
私は以前、運動や格闘技をやっていたこともあって、今でも普段から体の使い方について興味があります。
特に、ダンスと武術・格闘技には体の使い方に関して共通した部分もあり、色々と勉強になることがあると感じています。
私たちが観たのはこちらの公演でした。
神韻芸術団のダンスに関しては、やはり動画にウソはなく、優雅な踊りや軸がブレないアクロバティックな動きがふんだんに使われていました。
私はどちらかというとダンサーたちのアクロバティックな体の使い方やバランスの方に目が行っていましたが、妻はバレエのような優雅な踊りがとても良かったと感じたようです。
また、衣装も中国の伝統文化を感じさせる華やかな衣装で目を引くものでしたし、音楽も中国の伝統音楽とオーケストラが融合したもので、舞台にマッチしていて雰囲気が出て良かったです。
ですがその一方、ちょっと残念に感じた点もありました。
難点は・・・
細かいことと言えば細かいことですが、舞台の背景にあるCG映像(スクリーン)に関して、「もうちょっと何とかならなかったのかなあ・・・」と思ってしまいました。
何というか、古臭い感じの映像で、昭和っぽい雰囲気というか・・・。
もちろん、昭和っぽい雰囲気が必ずしも悪いものではないのです。
同じ「昭和」でも、レトロっぽい雰囲気だったり懐かしい感じは「昭和」の良さだと感じるのですが、神韻の公演のバックで使われていたCGは、ただ「何か古臭いなあ・・・」と感じるようなものでした。
[char no="5" char="シロクマ"]衣装やセットがきれいだった分、余計にそのギャップが感じられ、ちょっと「残念だなあ」と感じてしまったところがありました。[/char]
またそれ以外にも、せっかくの素晴らしい舞台だったのですが、私たち夫婦がちょっと興ざめしてしまったのが、舞台で演じられた演目の中に、法輪功や独自の宗教を讃えるものなど、政治的・宗教的なメッセージが色濃くあった演目も結構あったことでした。
私は普段、様々な宗教に関してはかなり寛容な方で、異文化という意味でむしろ興味深く感じることも少なくないのですが、それでも、神韻の舞台に宗教的メッセージの内容の演目が入っていたことは、予想外で驚いたところがありました。
その理由について、説明してみたいと思います。
神韻芸術団の日本公演で法輪功や宗教色は?
神韻芸術団はもともと、法輪功修煉者によって設立された芸術団です。
そのことを神韻芸術団のサイトでも公言していますし、そのことは承知で公演を観に行きました。
当日の公演において、法輪功や宗教関連ではどんなことがあったのか、書いてみたいと思います。
宗教の勧誘はなし
正直、勧誘とかされるのかと気にしていたところもあったのですが、当日、そういったことは一切ありませんでした。
会場に入る前のスペースでは、一部に会員申し込みのコーナーが設けられていましたが、興味がある人が行って申し込みをすればよいといった感じで、特に興味ない人にとってはただ通り過ぎればよいだけでした。
そういった意味で、法輪功や宗教に関して宣伝されたり、勧誘されるといったことはなかったです。
演目に宗教的メッセージのあるものが
神韻の公演は、1演目が数分のものが数多く上演されます。
今、手持ちのパンフレットを見てみると、2016年の公演では20演目もありました。
参考のため、演目を書き出してみます。
- 世を救い、法を正す(舞踏劇)
- 麗しき唐の気品(中国古典舞踏)
- 蘭亭の序(中国古典舞踏)
- 嫦娥、月に奔る(舞踏劇)
- 神に捧げる慶びの舞(民族舞踏)
- 小僧と紅衛兵(舞踏劇)
- 満州族の淑女(中国古典舞踏)
- 揺るぎない信念(舞踏劇)
- もう一度、選択を(ソプラノ)
- 大草原の鼓動(民族舞踏)
- 水天に舞う仙女(中国古典舞踏)
- 孫悟空、如意棒を手にする(舞踏劇)
- ウドゥンバラの花(中国古典舞踏)
- 収穫を言祝ぐヤンガー踊り(民間舞踏)
- 神の趣き(二胡独奏)
- 隋朝の袖の舞(中国古典舞踏)
- 康煕帝、政敵オボイを倒す(舞踏劇)
- 華やぐハンカチの舞(民間舞踏)
- あなたへの福音(ソプラノ)
- 未来に希望あり(舞踏劇)
これらの演目のうち、オレンジ色の部分が法輪功や宗教、政治的なメッセージに関連した内容でした。
こうして見てみると、全20演目の中で、そういった関連の演目は6つなので、それほど多くはないと言えるかも知れません。
ただ、私の印象としては、なぜか半分以上が法輪功や宗教に関連した内容だったような印象になっていました。
その理由はおそらく、こういったところだと感じています。
- そういった内容の演目があることを全く予想していないで行ったこと
- 法輪功や宗教に関連した演目の場合、その内容がサラッとしたものではなく、宗教的なメッセージがかなり濃厚に表されていたこと
- 公演の最後の2演目が法輪功や宗教に関したもので、そこで公演が終わったため、その余韻が全体の印象として残ってしまった
また、ソプラノの演目は歌声は良かったのですが、字幕表示される歌詞の内容を追っていくと、かなり宗教色の濃い内容だったため、人によってはなかなか歌声に集中できない人もいるかも知れません。
[char no="5" char="シロクマ"]ただ、そういった演目もあるとわかって最初から行けば、それ以外の演目は素晴らしかったので、満足できる内容ではないかと思います。[/char]
特に、中国古典舞踏は素晴らしく、あれはもう一度観たいと思うほどです。
また、よくあれだけ揃ったダンスができるものだと、メンバーやスタッフの方々の努力は凄いものだと素直に感じました。
ちなみに、20演目もあるため、途中で一度休憩が入ります(私たちが観た年の公演では、9番目と10番目の間が休憩でした)。
ですので、トイレなどもその間に行くことができます。
では、当日の服装はどういったものが良いのでしょうか?
神韻芸術団の日本公演の服装は何を着て行けばいい?
神韻のニューヨークの公演など、海外の公演の様子の動画を見ると、みんなドレスアップしていたりして、「正装で行かないとダメなのかも?」と、何かドレスコードがあるのか気になる方もいるでしょう。
神韻芸術団の日本語のサイトにも、服装に関してはこんな風に書かれています。
イブニング、和服、スーツなどの正装をおすすめします。
引用:神韻芸術団日本語サイト
私たちは東京公演に行ったのですが、みな普通の服の人ばかりでした。
もちろん、女性はワンピース、男性はスーツといった方も中にはいましたが、むしろ少数派で、私たち夫婦を含め、大多数の人は普通の服装でした。
[char no="5" char="シロクマ"]ですので、服装に関してはそれほど心配する必要はないと思います。[/char]
また、予定の開演時間ピッタリに始まるのと、開演まぎわには女子トイレは混雑するようなので、少し時間に余裕をもって到着するようにした方が良いようです。
上にも書きましたが、神韻の公演は法輪功や宗教的なメッセージを含む演目があるのですが、それでも中国古典舞踏に関しては見ごたえがあり、私たち夫婦はDVDがあれば欲しいなあと思っていました。
DVDが欲しい場合、どうすればよいのでしょうか?
神韻の公演のDVDについて
神韻芸術団のサイトを確認してみたところ、残念ながら神韻のダンスの公演に関してはDVDは販売されていないそうです。
その理由というのは
ダンスの演目を収録したDVDの用意はございません。真の神韻をご体験いただくには、実際にダンス、衣装、バックスクリーン、ライブオーケストラを劇場でご堪能いただくしかないと確信しているからです。
舞台での生の上演には、再生機器が映し出せないエネルギーが放たれています。このため、舞台の録画を販売しておりません。神韻を全ての五感を満たしながらそのまま体験していただきたいのです。
神韻交響楽団のDVDとCDはご用意がございます。100名から構成される神韻交響楽団による人気のあるオリジナル曲とクラシックの名曲を収めたコンサートでの録音です。神韻ショップからご購入いただけます。
引用:神韻芸術団日本語サイト
確かに、神韻の公演は目の前のダンスや衣装、オーケストラなどの舞台全体の雰囲気があわさって醸し出される体験というのがありますね。
そうだとしても、実際に観に行けないけれどDVDが欲しい方や、私たち夫婦のように中国古典舞踏をまた何度か見たいと思っている人にとっては、DVDを販売して欲しいと思うところです。
仕方がないので、我が家ではYouTubeにアップされている公式の動画を繰り返し観たりしています。
演目が通しで映っていないのが残念ですが、ダンスや衣装の一部は堪能できますし、特にこの記事の一番上でご紹介した動画では、結構長く観られるため、そちらをメインに観ています。
最後に、神韻芸術団のチケットの値段やお勧めの席についてご紹介したいと思います。
神韻芸術団のチケットの値段やお勧めの席は?
席別のチケット価格
神韻芸術団の日本公演のチケットの価格は席によって異なっています。
- SS席 20,000円
- S席 16,000円
- A席 14,000円
- B席 12,000円
- C席 10,000円
- D席 8,000円
このように、座席は6種類に分けられ、値段も大きく違ってきます。
この値段が高いか安いかについては、人によって感じ方が変わって来ると思います。
おススメの席は?
席は会場によって構成や見え方が違ってくるため、一概に言うのは難しいかも知れませんが、私たちが観に行った時はランクでは2番目に良いS席を選びました。
位置は舞台の正面だったため、全体がまんべんなく見えて良かったです。
もしメンバーたちの顔がハッキリ見えるくらいの近くで見たいという場合は、SS席の方が良いかも知れません。
そこは好みだと思います。
詳しくは、神韻芸術団のサイトでご確認ください。
まとめ
神韻芸術団(Shen Yun)の日本公演2018が行われるということで、神韻芸術団の日本公演に行った感想を体験談中心に書いてみました。
本文でも触れましたが、宗教色が濃い演目があったことや、DVDが販売されていないところはちょっと残念なところですが、結果としては見に行って良かったと感じます。
なかなか日本でこういった本格的な中国古典舞踏が観られる機会はないため、気になる方は一度観に行かれてはいかがでしょうか。