魔道祖師（まどうそし）は中国のBL作品で、本国中国だけでなく、日本を含め、原作の小説やアニメとも世界中で人気です。
そんな魔道祖師について、原作の小説とアニメで出てくる、おすすめのキスシーンやラブシーン・告白シーンをピックアップして紹介したいと思います。
また、魔道祖師に出てくるカップリングについても、初心者の方向けにわかりやすく解説をしていきます！
魔道祖師のカップリングは？
魔道祖師のキスシーンやラブシーンを見ていくために、まずは魔道祖師にはどんなカップリングがあるのかを確認しておきましょう！
結論から言うと、魔道祖師のカップリングとしては、公式のカップリングと非公式のカップリングがあります。
魔道祖師の公式カップリング
藍忘機（攻）ｘ 魏無羨（受）
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魔道祖師の公式カップリングは、実はたった１組で、主人公の魏無羨と藍忘機のカップルのみです。
これは、原作者の墨香銅臭先生も公言していて、さらに、攻x受も決まっています。
攻は藍忘機、受は魏無羨で、これは逆にしてはNGということになっています。
魔道祖師の非公式カップリング
魔道祖師の公式カップリングは魏無羨と藍忘機のみですが、それ以外に、ファンの同人や二次創作では他のカップリングもあります。
特に人気のカップリングでは
- 藍曦臣（攻）ｘ江澄（受）
- 藍思追（攻）ｘ金凌（受）
の組み合わせがあります。
藍曦臣（攻）ｘ江澄（受）
こちらのカップルは特に好きな人も多く、しっかりとした大人の包容力がある藍曦臣と、素直に感情を表せない、怒りっぽい性格の江澄との組み合わせに萌える人も少なくありません。
藍思追（攻）ｘ金凌（受）
こちらのカップルは、やはり落ち着いた藍思追と、ツンデレとも言える性格の金凌との組み合わせが可愛いと萌えるファンもいます。
では、おすすめの魔道祖師のキスシーンやラブシーンを見ていきましょう！
魔道祖師のキスシーンやラブシーン・告白のシーンをピックアップ！
魔道祖師の原作小説のキスシーン＆ラブシーン
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魔道祖師の原作小説は、BL作品で、ガッツリとしたキスシーンやラブシーンが複数あります。
ちなみに、先ほどのカップリングのところでも触れたのですが、魔道祖師では公式カップリングは藍忘機と魏無羨の一組だけです。
そのため、他のカップリングのラブシーンはもちろん原作ではなく、あるのは、藍忘機と魏無羨のキスシーンやラブシーンになります。
ですが、原作の藍忘機と魏無羨のラブシーンの中には、同人誌ではないかと思うほどの濃い内容もあって、初めて読む場合にはかなりビックリするかも知れません！
日本語版小説の方から、いくつかファンに人気のシーンをピックアップしてみます♪
目隠しのキスシーン
小説『魔道祖師』3巻（ダリア文庫e）
日本語版の小説第3巻で、百鳳山で狩猟大会が行われるシーンがあります。
そこで、魏無羨は初めてのキスをします（魔道祖師 第3巻 p.150～)♪
とは言っても、魏無羨は目隠しをして休んでいたので、突然強引にキスをして来た相手が誰なのかはわかっていません！
ですが
「ずっと情熱的な口づけをされ続けていたせいで、魏無羨の全身からは力が抜けていた。」
引用：魔道祖師 第3巻 p.151
という表現があるほど、かなり激しく情熱的なキスでした！
ここでは、魏無羨が目隠しをして完全にリラックスして休んでいたため、この突然の出来事は、小説を読んでいる側も突然何が起こったのかと、かなりドキドキする描写になっています。
追いかけっこのキスシーン
小説『魔道祖師』2巻（ダリア文庫e）
魔道祖師で、品行方正な藍忘機が酔うシーンが出てきますが、酔った藍忘機は普段の真面目な様子とは違ってとても可愛く、そんな藍忘機をからかったり相手にしている魏無羨も可愛らしいです。
そして、酔った藍忘機が運命の相手にしか触れさせないという決まりの抹額を外し、魏無羨の手に結び付けて引っ張っていくシーンがあるのですが、ここは直接的なラブシーンではないものの、藍忘機が魏無羨のことを本当は内心どう思っているのかが垣間見れる、胸キュンのシーンでもあります（小説2巻p.127～）。
そして、宿に戻ると、まだ酔っている藍忘機は部屋で走り出し、二人は追いかけっこを始めます。
普段は生真面目な藍忘機が、魏無羨に追いかけられて嬉しそうに走っている様子はとても可愛らしいです。
そして、魏無羨に捕まったら手にキスをされるのが嬉しくて、藍忘機はわざと早く魏無羨に捕まったりします。
そこで、魏無羨は藍忘機の手や衣服越しに胸にキスをしていたものの、急に魔が差したようになり、気がつくと藍忘機の口にキスをしてしまいます！
それなのに、よりによってまさにその時、魏無羨は彼の柔らかそうに見える淡い紅色の唇に釘づけになり、魔が差したように口づけていた。
さらに物足りないというようにそっとそこを舐める。
引用：魔道祖師 2巻 p.137
魔が差して思わずキスしてしまった魏無羨ですが、そこで二人はハッとして・・・。
その後の藍忘機の反応が、また普通の人とは変わっていて意外な行動に出るのですが、その様子がとても可愛いです♪
風呂桶でのキスシーン＆初夜のシーン
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魏無羨と藍忘機が宿で一緒に泊まるシーンで、藍忘機が酔ったシーンがあります。
その際、藍忘機は部屋で風呂桶の中で魏無羨に背中を流してもらっていたのですが、そこから二人のキスシーンが始まります。
どちらが先に始めたかはわからない。魏無羨の意識が少しはっきりしてきた時、彼は既にに藍忘機の脚の上に座った姿勢で抱き合いながら、絡みつくような口づけを繰り返していた。
引用：日本語版小説 第4巻（p.89～）
この辺り、とてもドキドキします。
そして、このキスシーンから、風呂桶は壊れてしまい（笑）、そのままラブシーンに突入します♪
実はこのラブシーン、初夜なんですね。
酔った勢いで......ではありますが、実質的には二人の初めての行為となります。
小説ではこのシーン、かなりディテールが書かれていますので、二人の初体験のシーン、ぜひ小説で読んでみて下さい！
ですがこのシーン、藍忘機が目覚めた後の二人の様子が心痛いです。
二人の誤解と気持ちのすれ違いがとても切ないシーンで、魏無羨は気まずさや恥ずかしさから、今回の行為は本気ではなかったと、心とは裏腹なことを言ってしまいます。
みんなので前で大告白のシーン
そんな時、ちょうど藍忘機が駆け付けます！
もはや我慢できなくなった魏無羨は、藍忘機の兄やその他大勢の人たちがいる中で、その場で藍忘機に大告白をします。
そして、あらん限りの声を振り絞った。
「藍湛！藍忘機！含光君！俺、俺はさっき、本気でお前とヤりたかったんだ！」
引用：魔道祖師 4巻 P.122
告白にしては、ストレートすぎるほどストレートな内容ですよね（笑）。
その場にいた他のみんなも啞然として、言葉を失います。
そして、当の藍忘機はこの突然の言葉に驚き、唖然としたまま、わずかに困惑の表情も浮かべています。
これまで、ずっと長い間魏無羨を密かに想い、さらにまさか自分の想いが実るとは夢にも思っていなかったでしょうから、藍忘機としては戸惑うのは無理ないことですよね。
「君が今言ったのは……」
どうやらもう一度同じ言葉を繰り替えして、自分の聞き間違いではないと確認したいらしい。
（中略）
魏無羨はすぐさま一切ためらうことなく、もう一度彼に伝えようとした。
「俺が言ったのは、俺は本気でお前と……」
引用：魔道祖師 4巻 pp.122-123
ですが、ここですぐに「ゴホン！」と、藍忘機の兄の藍曦臣が間に入って遮ります。
さすがに、大勢の前でこんな話を繰り返すのは気まずいですよね。
魏無羨の大告白は、こんな風に大勢の前で、さらに「本気でヤりたかった」などという内容になってしまいました（笑）
観音廟で愛を確かめ合うシーン
小説『魔道祖師』4巻（ダリア文庫e）
魏無羨が告白をした後、藍忘機はそれでも魏無羨が自分のことを好きだとはまだ完全に信じられず、半ば唖然とした状態でい続けます。
部屋を移動し、観音廟に行ったところで、魏無羨は藍忘機が自分の言葉を完全に信じてはいないようだと気づき、ここで再度告白をします。
「お前はすごくいい奴だ。俺はお前のことが好きなんだ」
「……」
「別の言葉で言うなら、お前を好いている、お前を愛している、お前が欲しい、お前から離れられない、全部お前の好きなようにしていい」
「俺は、一生お前と一緒に夜狩がしたい」
引用：魔道祖師 4巻 pp.125-126
そして、魏無羨は三本の指を立て、誓いの言葉をさらに続けます。
その内容は、先ほどの大告白の時と同じく、「ヤりたい」という言葉が含まれ、「それから毎日、お前とヤりたい」と続けます。
この、「毎日、お前とヤりたい」という言葉は後々、魏無羨の首を絞めることになりますが......（笑）。
この後、魏無羨の言葉はさらに続き、二人は想いを確かめ合いながら互いにきつく抱きしめ合います。
とてもステキなシーンです。
草むらでのラブシーン
魏無羨と藍忘機は二人で旅をすることになりますが、その途中、草むらでのラブシーンがあります。
引き締まった下腹部にまで口づけをして、さらに下へと辿っていこうとした時（・・・）
引用：日本語版小説 第4巻（p.237～）
という文からもわかるように、ここでもディテールが書かれ、この後、ここでは書けないような内容のラブシーンが展開されていきます。
そして、本格的なラブシーンに突入、です！
愚直な藍忘機と、普段は明るく積極的な魏無羨が受になっている、そんな二人の様子がとても可愛らしいです。
夢の中でのラブシーン＜香炉編＞
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魔道祖師の小説・第4巻番外の『香炉』（p.304～）では、かなりマニアックなラブシーンが登場します。
何がマニアックなのかと言うと、例えば
- 夢の中に入って、夢の中の自分（魏無羨と藍忘機）のラブシーンを本人たちが見ている
- 夢の中で、魏無羨と昔の少年時代の藍忘機とのラブシーンが行われる
- その他、マニアックなプレイ的要素が入っている
となっている、かなりスゴイ（笑）内容になっています！
魏無羨は下半身全体をしっかり押さえつけられているせいで、強引に秘部に触れられても逃げることもできない。
引用：日本語版小説 第4巻（p.316～）
少年の藍忘機、やはり生真面目なままですが、それでも年上の魏無羨に煽られて火がついてしまい、そうなったらもう止められません！
かなり力づくで進めていきます・・・。
夜遅くのラブシーン＜朝暮編＞
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こちらも魔道祖師の小説・第4巻番外の話で、『朝暮』（p.373～）です。
こちらは、夜狩に行っていた魏無羨が夜遅くに帰ってきて、そのまま部屋で藍忘機とラブシーンになるシーンがあります。
ここでも、藍忘機、また力任せになってしまっています（笑）。
彼の動きは大胆で力も強すぎて、二人は寝床の上に「ドン」とぶつかって音を立てた。
「ゆっくりゆっくり・・・・・・ゆっ・・・・・・くり！」
藍忘機は必死で訴える魏無羨をきつく押さえつけ、破竹の勢いで彼の内部に入り込む。
引用：日本語版小説 第4巻（p.374～）
破竹の勢いで入り込む藍忘機、すごいですね・・・。
そして、禁言術を使えばいいのに、それをあえて使わない藍忘機ですが、そんな様子もドキドキしてしまいます。
★★★
小説には、上でピックアップしたシーン以外にも、完全なラブシーンではなくても、二人の想いが伝わってくるような、胸がキュンとするような甘いシーンも他にあれこれあります♪
では、魔道祖師アニメの方のラブシーンはどうなっているのか、見ていきましょう！
魔道祖師アニメのキスシーン＆ラブシーン！何話で見られる？
魔道祖師アニメ 前塵編(通常版) [Blu-ray]
中国では、BL要素のあるアニメは禁止のため、魔道祖師アニメではガッツリとしたBLではなく、魏無羨と藍忘機は友達（またはブロマンス）といった内容になっています。
魔道祖師アニメは３部に分かれていて、
- 前塵編
- 羨雲編
- 完結編
となっています。
そんな完結編から、ファンに人気のシーンをピックアップして紹介します♪
結婚式を思わせるシーン＜先祖への礼拝＞
出典：魔道祖師アニメ完結編 第12話（腾讯视频）
古代中国では、結婚式の際に拜堂という、新郎新婦がそろって天地を拝む儀式があります。
魔道祖師の完結編では、雲夢江氏の祠堂で魏無羨の育ての親の位牌の前で、藍忘機とともに二人で同時に拝むシーンがあります（完結編第12話）。
このシーン、もちろん原作の小説にもあるのですが、アニメでは画面の半分に魏無羨の顔が、そしてもう半分に藍忘機の顔が描かれており、二人同時に拝む様子が、息ピッタリなのです。
出典：魔道祖師アニメ完結編 第12話（腾讯视频）
その描かれ方が、まるで本当に結婚式の儀式であるかのようで、二人の想いが重なっているのを思わせるところがあります。
出典：魔道祖師アニメ完結編 第12話（腾讯视频）
そして、魏無羨の育ての親に藍忘機のことを紹介していて、胸にグッとくる、ファンに人気の、重要なシーンの一つです！
結婚式を思わせるシーン＜赤い衣服＞
アニメ「魔道祖師」最終章 魏無羨＆藍忘機 アクリルスタンド (紅葉之盟)
伝統的に、中国では結婚式の衣装は赤色です。
赤は中国では伝統的にめでたい色とされ、今でもお祝いごとの時には赤がよく使われます。
魔道祖師アニメ完結編では、結婚式ではないものの、演出によって、魏無羨と藍忘機の衣装が真っ赤に染まるシーンがあるんです。
アニメ完結編は、魏無羨と藍忘機の二人の仲もより深まり、物語もクライマックスを迎え、見ごたえがあります！
アニメ「魔道祖師」完結編 ポストカードセット
そして、魔道祖師アニメは絵がとてもキレイですが、アニメの絵が堪能できる、設定資料集のビジュアルブックもおすすめです♪
カラーで魔道祖師アニメのキャラはもちろん、背景や風景画、小道具などもアニメのものが描かれていて、ウットリするキレイさです！
文章は中国語ですが、ビジュアルブックで絵がメインなので、中国語が読めなくても十二分に楽しめます。
『羨雲』：魔道祖師動畫官方美術設定集 中国版公式ビジュアルブック/設定資料集
まとめ
魔道祖師のカップリング、そしてキスシーンやラブシーンで人気のものをピックアップしてみました♪
アニメではBL制限があることもあって、直接的なラブシーンは残念ながらありませんが、原作の小説では胸キュンのシーンから、同人誌を彷彿とさせる濃いラブシーンの数々が読めますので、まだ読んでいない人は、ぜひぜひ原作小説も読んでみて下さい～！
