マクドナルドといえば、「マック」と呼ばれることが多い、誰もが知るファストフード店ですが、ここ数年は日本や中国のマックで色々な問題が起こったりして、人々のマクドナルドに対するイメージもかなり悪くなっていたところがありましたね。
そんなマクドナルドの再生に成功したのが、2013年から日本マクドナルドの代表取締役およびCEOとして就任したサラ・カサノバさんでした。
サラ・カサノバさんとはどういった方なのでしょうか?
そこで、サラ・カサノバさんの学歴や経歴、そして年収について調べるとともに、結婚されているかどうか、旦那さんやお子さんについてまとめてみました。
そして意外にも、カサノバさんの人生にはキーパーソンとも言える人の存在が大きかったことがわかりました。
サラ・カサノバの学歴・経歴と年収
サラ・カサノバさんは1965年生まれのカナダ人です。
現在、52歳。
英語表記では ”Sarah L. Casanova” ですが、この「カサノバ」という苗字はイタリア系ですね。
お父さまはカナダ人のようですが、どこかしらイタリア系の血を引く家であろうとは推測できます。
学歴
サラ・カサノバさんは、大学はカナダのグエルフ大学の商学部卒業で、ホテル食品管理を専攻しています。
ホテルや観光業関係の専門学校ではなく、大学でこういったことを専攻できるところがあるのですね、知りませんでした。
その後、マックマスター大学で経営修士号を取得しています。
マックマスター大学は、英語で ”McMaster University” ですが、まさに「マック」の「マスター」という名前ですね。
更にこの大学の通称名は ”Mac” だそうです。
とは言っても、ハンバーガーのマクドナルド社とはもちろん無関係の大学です。
ですが、その後のサラ・カサノバさんのキャリアをそのまま言い当てている名前になっています。
偶然ですが、面白いですね。
またこうして見ると、大学で専攻した食品管理がベースとなって、更にそこに経営学が加わった形となっています。
食品関連で問題となっていたマックを再生することに成功した裏側には、まずこういったピッタリの学歴や知識があったんですね。
カサノバさんがたどって来た道は偶然ではなく、必然だったと言えますね。
経歴
修士課程を修了すると、サラ・カサノバさんはすぐにカナダのマクドナルド社に入社します。
その6年後、ロシアとウクライナのマックのマーケティングシニアディレクターを担当します。
この「マーケティングシニアディレクター」というのは、社内でマーケティング政策関連を統括する責任者のようです。
この時、実はサラ・カサノバさんは当初は非常に迷いがあったそうです。
そこで相談をしたのが、カサノバさんの人生にとってキーパーソンともなる、父親でした。
今でも何かあったら父に相談するそうで、カサノバさんとお父さまは強い信頼関係で結ばれているようです。
その時のことについて、カサノバさんはこんな風に語っています。
「家族も友だちもいない、言葉も通じない、スパイ映画でしか見たことのない極寒の地に行くなんて」と心配で父に電話しました。ものすごく興奮して「絶対に受けるべきだ!そんな機会、人生でそうないぞ!」と背中を押してくれた。
出典:https://dot.asahi.com/aera/2017062600057.html?page=4
お父さんは教師だそうですが、どんどん新しいことに挑戦する姿勢を持った、チャンレジ精神が豊富で素晴らしい方ですね。
一見、とても強そうで迷いや不安なんてまったくなさそうに見えるカサノバさんですが、やはり同じ人間、そういったこともあるんですね。
そんな彼女の支えとなっているのが、昔から父の存在のようです。
当時は1997年で、まだ今ほどインターネットが発達しておらず、ロシアに関してもまだミステリアスな感じが強かったので、カサノバさんも不安に感じたのでしょう。
ロシアとウクライナでの任務を終えた後、1年後にはカナダに戻り、同じ役職に就いています。
普通に考えると、海外での任務の方が予期せぬことや苦労が多く大変そうですが、カサノバさんの場合、先に海外でマーケティングシニアディレクターをされており、凄いですね。
もともと、優秀な方だったのでしょう。
そしてその3年後、今度は日本に赴任します。
最初は日本マクドナルドの執行役員およびマーケティング本部長に就きます。
やはり、ここでもマーケティングの責任者になられたのですね。
その後数年間は日本で勤務し、役職もマーケティング本部長から事業推進本部長へと変わっています。
そこから、今度はマレーシアとシンガポールでマネージングディレクターおよびリージョナルマネージャーなどの役職に就きます。
マレーシア・シンガポール地域を統括する責任ある仕事だったと言えます。
そして2013年8月からは日本マクドナルド株式会社の、そして翌年2014年3月からは日本マクドナルドホールディングスの代表取締役社長およびCEOに就任し、現在に至っています。
事業会社の社長として、外国人が日本で就任するのは普通はないそうで、サラ・カサノバさんが初めてだそうです。
こうして見ると、カサノバさんはカナダ、ロシア、ウクライナ、マレーシア、シンガポール、そして日本と様々な国での経験がおありなんですね。
上の経歴には含めていませんが、途中、トルコなどでも仕事をしていたそうです。
どの国の業務でも責任ある役職に就いていますので、やはり相当優秀な方なのだというのがわかります。
そんなカサノバさんですが、年収はどのくらいあるのでしょうか?
年収
あのマックの社長ということなら、かなりの年収ではないかと・・・と思って調べたところ、やはり凄い金額で、何千万という額ではありませんでした。
2015年の年収は、約1億6700万円。
そして翌年の2016年は2億7000万円となっています。
もともとの年収も凄いですが、1年間で更に1億円アップとは、凄いですね。
ただ、グローバル企業の社長としては、それほど多くないと言われているようです。
それでも、一般的な感覚での「年収」と考えると、大きな額だと感じられますね。
あれほど不祥事が多く、イメージが悪くなっていたマックの経営をV字回復させることが出来たのですから、その努力と実績を考えると、むしろ控えめな額だと感じられますね。
そんな優秀でやり手のサラ・カサノバさんですが、結婚されていて、夫婦ラブラブのようです!
続いて、旦那さんとお子さんについて見てみたいと思います。
サラ・カサノバの夫と子供
サラ・カサノバさんはロシアでアメリカ人の旦那さんと出会い、日本にも夫婦で一緒に来て、現在、日本に住んでいます。
カサノバさんにとって、一番の支えが旦那さまなのだそうです。
もしロシアでの任務のオファーを受けた際、カサノバさんの父の後押しがなければ、旦那さんとも出会うことがなかったでしょうから、キャリアの面でも私生活の面でも、お父さまのあの励ましのおかげが大きかったと言えますね。
カサノバさんも旦那さんももともと日本には好印象を抱いていたそうで、特に来日してからは、旦那さんが相撲に興味を持ち、とても詳しいのだそうです。
カサノバさんも日本の「おもてなし」文化を非常に高く評価しており、日本がとても好きだそうです。
夫婦は非常に仲がよく、カサノバさんが働きづめになると、「働きすぎじゃないか?少し休んだら?」と気にかけてくれるのだそう。
異国の地で大変なことが多いですが、そんな優しい旦那さと一緒で心強いですね。
また、それでも問題が解決しない場合や迷いがある時は、やはりお父さまに相談をするのだそうです。
今でも頼れるお父さまなんですね。
ちなみに、日本の複数のサイトでは、カサノバさんの旦那さんは日本人だと書いてあります。
ですが、英語で色々と調べてみても、旦那さんが日本人だという情報はまったく見つかりませんでした。
旦那さんが日本人だという情報は、どこから来たものなのか・・・。
もしかして、日本人の旦那さんと再婚したということなのか・・・?
今回色々と調べた限りではそういった情報もなかったですし、何故なのかわからないままでいます。
もし何かわかり次第、追記したいと思います。
お子さんについて
サラ・カサノバさんと旦那さんにはお子さんがいて、現在はアメリカに住んでいるそうです。
どんなお子さんなのか、詳しい情報までは見つかりませんでしたが、優秀なカサノバさんのお子さんですから、きっと同じく優秀な方なのだろうと推測できます。
カサノバさんは、V字回復で会社を再建させることに成功しましたが、同じく会社再建を成功させた方に、後藤高志さんがいます。
後藤さんは、上場廃止の西武鉄道の再建に成功し、再上場させた凄腕の持ち主です。
後藤さんの仕事哲学を見てみると、徹底した現場主義である点など、カサノバさんの成功とも共通点があると見えてきます。
【西武の後藤高志の学歴・経歴や年収、家族は?4つの仕事哲学とは? 】
また、同じく『カンブリア宮殿』に出演の経営者である老舗洋菓子店の社長、小澤俊文さんについての記事はこちらで読めます。
【小澤俊文(コロンバン社長)の経歴や学歴、年収は?妻や子供など家族はいる?】
まとめ
マクドナルドの女社長、サラ・カサノバさんについて、学歴・経歴や年収、そして夫や子どもについて調べてまとめてみました。