2018年1月9日(火)の『マツコの知らない世界2時間SP』で老舗和菓子店『虎屋』(とらや)の黒川光博社長が出演!
和菓子屋の『虎屋』は室町時代に創業の500年も続く老舗ですが、現社長の黒川光博さんは今の時代に合った新たな和菓子作りに成功し、大きな話題となっています。
そんな黒川光博社長のWikipedia風プロフィールと経歴について、そして黒川社長の息子さんについて調べてまとめてみました。
黒川光博社長のプロフィール、経歴や学歴
プロフィール
氏名:黒川光博
生まれ:1943年(昭和18年)、現在74歳
出身:東京都
大学:学習院大学
職業:虎屋(とらや)代表取締役社長(17代当主)
全国和菓子協会名誉会長、日本専門店協会顧問
[楽天電子書籍]
学歴・経歴
黒川光博さんは学習院大学の法学部を卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)に入社します。
銀行で数年間勤務した後、1969年に虎屋(とらや)に入社します。
室町時代から500年も続く老舗の社長さんということなので、もう既に子供の頃から和菓子作りに携わっていたと思いきや、意外にもそうではなかったのですね。
普通に大学に入り、一般企業に勤めた後、そこで家業の会社に入社するというのはユニークですね。
調べてみたところ、そこには理由があることがわかりました。
それは、虎屋は世襲ではあるけれど、同族経営とは違っており、一代に一人しか入社しないという慣習があるのだそうです。
そのため、同じ代に親類や家族などは入社せず、現在も黒川社長のほかは息子さんが勤務しているのみだそうです。
老舗ともなると一族みんなで経営をしているイメージですが、虎屋の場合はそうではなかったんですね。
黒川光博さんは5年間、現場の工場勤務をしながら虎屋の和菓子の製品について基礎から学んだようです。
そして1991年に虎屋17代当主となり、代表取締役社長に就任しました。
父が亡くなり、今度は黒川光博さんが社長に就任することになった際の心構えや覚悟に関し、黒川社長はこのように語っています。
「この瞬間から自分の代だ。何の制約もないのだから、自分の信念に基づいてしっかりやれよという意味で社是・社訓はないのだ」と思ったことを今でもはっきり覚えています。
引用:http://toyokeizai.net/articles/-/70956?page=2
その黒川光博さんの信念や方向性というものは、伝統的な虎屋の和菓子と西洋のデザートと融合させた、時代に合った新たなものを生み出すというものでした。
虎屋は500年も続く老舗で、更に和菓子を扱っているということで、伝統や職人芸など古くから受け継がれているものが多々あるはずです。
そのため、伝統的な形にこだわり続けていくと思いきや、意外にも黒川社長はこう言います。
「それよりも大切なのは、過去でも未来でもなく、『今』。すべては今この時代のお客様においしいと思っていただける菓子をつくり、喜んでいただくために、今なすべきことを実践していくことしかない」
(・・・)
「今の時代に合った感性で絶えず新しさを生み出してこそ、現代に生きる虎屋になると考えている」
出典:https://www.nippon.com/ja/features/c01401/
こんな風に大きな視点で考えられるのは素晴らしいですね。
和菓子に限らず、伝統を引き継ぐ世界ではとかく変化を嫌い、伝統から逸脱した形に対して内部からも外部からも批判の声が生まれがちです。
ですが、伝統を継承しつつ、その時代に新たな形へと変化させることによって、その伝統が長く生き続けられるのですね。
いくら「伝統ではこうだ。これが伝統の形だ!」と言っても、その時代の人々の感性やニーズに合うものでなければ、それこそ廃れて滅びてしまいますからね。
|
そういった意味で、伝統を引き継いでその伝統を生かし続けるためには、逆にその時代に時代にあった形に変化させて行くことが鍵だと言えるのではないでしょうか。
そんな黒川社長ですが、和菓子離れが進む若者層をも魅了することに成功します。
その秘密とは何だったのでしょうか?
新たな層を魅了、成功の秘密
実際、虎屋は和と洋を超えた新たなお菓子作りをしており、2003年には六本木ヒルズの中に「TORAYA CAFE」を作り、若者をターゲットに新たなスタイルのスイーツを提供しています。
このカフェがおしゃれで美味しいと若者に大人気になり、SNSでも多く拡散され、話題となっています。

https://rond8.com
伝統的な和菓子の羊羹(ようかん)は羊羹で美味しいですが、今の時代はインスタ映えという言葉が流行語になるほど、見た目のかわいさや華やかさが大切です。
更に若い世代は、和菓子よりもケーキやチョコレートなどの洋風のデザートにより慣れ親しんでいるため、どうしても和菓子とは距離があるのが現状です。
黒川社長はそんな時代の特性をよく理解し、あずきのあん(餡)をメインにチョコレート、ココア、 蜂蜜などの洋菓子の素材を融和し、カカオのフォンダンや白あんのカステラを生み出すなど、和菓子の新たな道を切り開きました。
そして4年後の2007年には、「TORAYA CAFE」から900メートルほどの距離に東京ミッドタウン店をオープン。
東京ミッドタウン店では伝統的な虎屋の和菓子をメインに、「和菓子を取り巻く日本文化」というテーマでギャラリーも設け、人々が日本の伝統に触れることができるよう配慮されています。

https://rond8.com
おもしろいことに、和菓子と洋菓子が融合した新しいオシャレなお菓子を食べてみると、今度は逆に「元はどうなっているんだろう?」という気持ちがおこり、伝統的なものにも目が行くようになりますね。
そのため、新たなスタイルのスイーツを扱う「TORAYA CAFE」からそれほど離れていない場所に虎屋の伝統的な和菓子を扱ったお店をオープンさせたのは、とても良いアイディアだと感じます。

https://rond8.com
黒川光博社長はこのように、和菓子文化を時代とともに進化させています。
それでは、現在同じく虎屋に勤務している黒川社長の息子さんについてご紹介します。
黒川光博社長の息子:妻はインド美人?
黒川光博社長の息子さんは、黒川光晴さん。
現在は虎屋(とらや)の専務取締役を務めています。
大学はアメリカのマサチューセッツ州にあるバブソン大学経営学部を卒業しています。
卒業後に虎屋(とらや)に入社し、2010年にはフランスの虎屋の店舗で勤務しています。
そして2013年からは虎屋の社長室で勤務を始めます。
黒川光晴さんのユニークなところは、虎屋一本で勤務ではなく、途中、2012年~2013年には虎屋を休職し貿易会社に務めていることです。
貿易会社に在職中に、UAEやサウジアラビア、シンガポールなどで勤務していました。
お父さまの黒川社長も時代に合った大胆な道を切り開いておられますが、息子さんの光晴さんは更にグローバルな道を歩かれていますね。
そんな黒川光晴さんですが、ご結婚されていて、その奥さまがインド美人だと評判です。
一般人のため、お顔やお名前は公表されてはいないようですが、虎屋の関係者の話によると、光晴さんの奥さんは日本人とインド人のハーフで、とても美人だそうです。
[↑ 奥様ご本人ではなく、イメージです]
ハーフと言っても、あまり日本人っぽくはなく、外国人に見えるそうで、小柄で華奢のきれいな方だそうです。
父がインド人で母が日本人だそうで、結婚式は奥さんの父の故郷インドで挙げたのだそう。
老舗の和菓子屋の息子さんがインドの血を引く方と結婚されたとは、まさに虎屋と黒川光晴さんのこれからのグローバルな展開を象徴しているようで、素敵ですね。
そして今回、そんな虎屋のTORAYA CAFE(とらやカフェ)に実際に行ってみました!
食レポと感想、そして虎屋のスイーツが買えるお店・通販情報はこちらにあります。
【とらやカフェの食レポと感想!買えるお店や通販情報はこちら!】
こちらはマツコの世界の予告動画です。
【↓とらやについては2:55からです】
また、同じく『マツコの知らない世界』に出演のジャドールウェディングの代表、坂井夏子(さかいさん)の記事はこちらになります。
【坂井夏子(さかいさん)のプロフや経歴、インスタは?【マツコのYOSHIKIの世界】】
まとめ
和菓子の老舗「虎屋」(とらや)の黒川光博社長の経歴やプロフィール、そして息子の光晴さんと奥さまについてまとめてみました。
これからの虎屋のお菓子はますます新たな発展がありそうで、楽しみですね。