2017年12月20日(水)に桂歌丸さんの祖母について『ファミリーヒストリー』で放送!
桂歌丸さんは遊郭に生まれ、女傑と呼ばれた祖母によって育てられました。
また、桂さんの奥さんは恐妻としても知られているようです。
随分、女性が強い家系なのでしょうか、真相は・・・?
ということで、桂歌丸さんの祖母や妻について、そして更にお子さんやお孫さんについて、調べてまとめてみました。
桂歌丸の祖母について
桂歌丸さんは、1936年8月14日(年齢:現在81歳)、横浜市中区真金町で生まれました。
今では中区ではなく、南区となっているようです。
この真金町(まがねちょう)というのは、昭和33年に法規制ができるまで、遊郭の町だったそうです。
地図で見てもわかる通り、真金町の隣には永楽町があり、そこも遊郭の町だったそうです。
そのため、両地域を合わせて「永真遊郭街」と呼ばれていたようです。
そんな街があったとは、時代を感じさせますね。
その町で遊郭「富士楼」を切り盛りしていたのが、桂歌丸さんの祖母、椎名タネさんでした。
ちなみに、「桂歌丸」さんのというのは芸名で、本名は椎名巌(しいな いわお)さんです。
歌丸さんの父は歌丸さんが幼い時に亡くなってしまい、その後母も家を出ていなくなってしまったそうです。
そのため、タネさんは歌丸さんの母の代わりに歌丸さんを育てましたので、育ての母だと言えます。
タネさんは相当のやり手で、町の人からも一目おかれ、恐れられていたそうです。
真金町には他に有名な遊郭が2つほどあり、それらの女将と合わせて、タネさんは「真金町の三大ばばあ」と呼ばれていたそうです。
「三大ばばあ」とは凄い呼ばれ方ですね。
相当インパクトがあったのは間違いないですね。
BSの笑点スペシャルで、桂歌丸さんの生涯がドラマ化されていますが、そこで祖母のタネさんを演じたのが女優、泉ピン子さんです。
泉ピン子さんのシャンとしたイメージと、タネさんのイメージが重なり、ピッタリのキャストではないでしょうか。
そんなやり手の祖母、タネさんでしたが、歌丸さんが16歳の時に亡くなってしまいます。
父親も亡くし、母親もいない歌丸さんにとって、祖母タネさんの存在は歌丸さんの全てであったはずです。
そんな心の支えが16歳という若い年齢で失われ、どれほど辛く寂しかったでしょうか。
歌丸さんは当時、既に落語の世界に入っており、5代目の古今亭今輔さんに弟子入りし、そちらの方面でも徐々に芽を出して行っていました。
そんな歌丸さんが結婚したのは21歳の時でした。
では、桂歌丸さんの奥さんについて見てみましょう。
桂歌丸の妻は恐妻ってホント?
桂歌丸さんの妻、冨士子さんは歌丸さんよりも4歳上です。
姉さん女房ですね!
冨士子さんも歌丸さんと同じく、真金町出身です。
家も近所だったそうで、時々顔を合わせる仲だったそうです。
冨士子さんの実家からは、歌丸さんとの結婚に強く反対されていたそうですが、結局は二人は意思を貫き結婚に至ります。
冨士子さんの親御さんにしてみれば、歌丸さんはご両親もおらず、また当時はまだ落語家としてもそれほど名をはせてはいなかったため、色々と娘が苦労するのではないかと心配したのでしょう。
覚悟を決めて一緒になったものの、その後歌丸さんが落語家として成功するまでに約20年かかり、それまでは経済的にもとても大変な生活が続いたそうです。
結婚をすると決めたときは、まだ気持ちも大きく大丈夫だと思っていても、いざ苦しい生活が続くとなると、そこでやっぱり無理だとなってしまうケースが少なくないですね。
それを考えると、妻冨士子さんは妻として夫と子供を支え、本当に凄いですね。
並大抵の努力ではなかったと感じられます。
桂歌丸さんもそのことはよくわかっていて、若い頃に随分と苦労させたと、奥さんには感謝の気持ちで一杯なのだと語っています。
そんな妻、冨士子さんですが、笑点で時折「恐妻」として話にされていたため、世間一般では気が強く怖い妻だというイメージが定着しているようです。
ですが詳しく調べてみると、それは単なる笑点での「ネタ」であって、実際はそうではないそうです。
歌丸さんはまた、「不細工」なんて表現も使ったりしたことがあるようで、そのことで冨士子さんに関してそういったイメージが生まれてしまったようですが、これもネタであったとのこと。
ネタでこういったことを言うのには、歌丸さんが冨士子さんのことをよほど信頼しているのと、あと日本独特の照れ隠しというか、愛情表現なのだろうとも感じます。
日本語だと、「うちの愚妻が」なんて言い方をしますが、実際には自分の奥さんのことが大好きだったりするケースも結構ありますね。
海外で「愚妻」というのを訳してそのまま言ったら、大変な誤解を受けることになってしまいますが、日本では伝統的には身内のことはこうして卑下して表現することがありますね。
結婚して60年数年になる桂歌丸夫婦ですが、やはり夫婦仲はしっかりとした信頼と愛情で結ばれた素晴らしい夫婦なのだと感じます。
そんな歌丸さんと冨士子さんですが、お子さんやお孫さんはいるのでしょうか?
桂歌丸の子供と孫について
桂歌丸さんと冨士子夫人との間には、お子さんがお一人、娘さんがいるようです。
ただ、芸能界入りはしていないようで、一般人のようです。
そのため、お名前やお顔など詳しいことは公開されていません。
また、お孫さんもおり、歌丸さんが42歳の時に生まれたそうです。
ということは、お孫さんはもう既に40歳ちょっとになっていますね。
お孫さんの情報についても詳しいことは何も公開されていないため、一般人だと思われます。
孫はとにかく可愛いと言いますから、歌丸さんにとっても、お孫さんはさぞかし可愛かったのでしょうね。
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歌丸さんが満面の笑みで喜ぶ姿が目に浮かぶようです。
落語家の桂歌丸さんと言えば笑点ですが、笑点つながりで言うと、講談師としては珍しく笑点に出演してその迫力ある語調で観客を魅了した講談師、神田松之丞さんもいます。
一般的に広く知られている落語とは違って、講談の世界は観客の反応も冷ややかなことも少なくなく、大変な世界のようです。
そんな講談の世界の魅力や裏話について、こちらでご紹介しています。
【異例の才能を持つ神田松之丞が笑点に出演!絶滅危惧の講談師とは?妻はいる?】
また、今回の桂歌丸さんと同じくNHK番組『ファミリーヒストリー』に出演の歌手AIさんと米米CLUBの石井竜也さんについての記事はこちらで読めます。
【石井竜也(米米CLUB)の曾祖父や祖父、父、妹について!妻や娘は?実家は老舗和菓子屋!】
まとめ
桂歌丸さんの祖母、椎名タネさんが『ファミリーヒストリー』で放送とのことで、女傑と呼ばれた祖母タネさんについて、そして恐妻としてのイメージがある奥さんについて、調べてまとめてみました。
桂歌丸さんには子供と孫もいるようですが、一般人のようで詳しい情報はわかりませんでした。
歌丸さんには、ぜひこれからも健康に気をつけて、楽しい落語を披露していただきたいですね!